リンパマッサージの歩み

リンパマッサージはフランスの鼻炎の患者がきっかけで始まったようです。1930年代、考案したのはフランスで患者の診察にあたっていたデンマーク人の博士エミュール・ヴォデールでした。

博士が注目したのは鼻炎の人ののどや首の腫れでした。リンパ液がたまっていることが病気の原因とみた博士はマッサージをしてみたところ鼻炎が緩和されたということです。

後に、パリ開催の博覧会『美容と健康の博覧会』においてたるみやむくみ、セルライトにリンパマッサージが効くということが発表されたことで世界中に広まりました。

今日、リンパマッサージのには3つの方法があります。フェルデ式、ヴォデール式、ルデュック式の3つです。マッサージによりリンパの流れを良くし体内の要らないものを排出させることで、免疫を上げることができるといわれているリンパマッサージは、施術を受けた人の体調が改善したという口コミも多くあります。


フランスでは医療現場におけるリンパ浮腫の治療がメイン

日本ではエステで行われているリンパマッサージもフランスでは医療現場で多くの施術が行われています。対象者の多くはリンパ浮腫の患者さんです。

治療としておこなわれる時はエステシャンによるものではなく、医療の専門技術や知識を持った医療スタッフによるものです。日本ではまだ少ないですが、医療機関としてリンパ浮腫の方にやっているところもあるようです。

リンパマッサージのドレインは排出という意味があり、名前の通りリンパの流れで老廃物を排出するということなのです。